広島9軒
2011年 12月 31日
広島市内のラーメン事情というと、昔からの醤油豚骨の広島ラーメン、10年位前から
広島風激辛つけ麺、そして2~3年前くらいから汁なし坦々麺を出す店が激増しています。
汁なし坦々麺は中国発祥で日本では広島が火付け役という位置付けかな。
汁なし坦々麺がある店の数は都道府県別で東京に次ぐ多さを誇ります。
人口やラーメン店の数を考えると他県を圧倒しているといっていいでしょう。
ということで、今回昔ながらの広島ラーメン、新鋭店、汁なし坦々麺を回りました。
広島風激辛つけ麺は前回に結構回ったので・・・(^^;
あと年末につき休業の店が多かったかな。特に昔ながらの店(^^;
@昔ながらの広島ラーメン
①来頼亭(中華そば(小)550円)


戦後間もない頃から営業の老舗店。
開店と同時に満席になり、待ち客も。
客は昔からの常連客といった感じの年配者が多いですが、予想外に脂こってりとろり。
醤油というより、豚骨ですね。
昔ながらのラーメンですが、若い人でもいけるラーメンでしょう。
好み度:A
②千番(にんにくラーメン700円)


今の店主が4代目になる老舗店。
にんにくの量が予想外に多い(^^;
かき混ぜないでスープを飲むと、あっさり醤油にコショウの味付け。まあ普通の昔の中華そば。
にんにくをかき混ぜると・・・やはり、にんにく味。それしかしない(^^;
ラーメン本には「にんにくラーメン」が載ってたのでそれを注文しましたが
そんなもん注文する人、ほかにはいませんでした(^^;
でも入れた方が旨いでしょう。
好み度:C+
@新鋭店
③藤原ラーメン(醤油豚骨らーめん(焦葱油・細麺)600円)


新広島ラーメンを名乗っています。
黒油(焦がしにんにく油)と焦葱油(焦がしネギ油)、太麺と細麺が選べます。
あっさり醤油豚骨に背脂、ネギ脂。
よく言えば広島ラーメンを進化させたタイプですが、
そうすると東京とかでよくある味になってしまうんですよね。
好み度:B+
④歩いていこう(醤油らーめん680円)


鶏白湯+魚介。
言われなければ豚骨と思うような濃度とまったり感。
インパクトはなく、バランス系タイプ。
好み度:B+
⑤骨々亭(特製中華そば(こってり)750円)


ここは16年前に開店だから、新規店というわけではありませんが、まあ・・・。
背脂+こってり+にんにく+太麺+野菜多め。
ラーメン本や食べログの感想には全く書かれていませんが、
二郎系じゃないですか~(^^;
それ以上でもそれ以下でもない。まったくの予想外。
そんな店が16年前から広島であったとは。
好み度:A
⑥麺屋もみじ(広島家系らーめん850円)


「広島家系ラーメン」なる新ジャンルのラーメンがある店。
豚骨・鶏がらといわし等でとったWスープだそうです。
家系・・・なのか?(^^;
動物系も魚介系も主張することなく、、、まあ普通かな。
麺は喜多方ラーメンみたいな太め平打ちちぢれ麺でした。
う~ん、どの方向に向かってるラーメンなのか、さっぱり(^^;
好み度:B
@汁なし坦々麺
⑦弁慶・流川店(汁なし坦担麺700円)


普通の坦々麺は辛さだけだと思いますが、汁なし坦々麺はこれに山椒によるしびれが加わります。
個人的にはこの「しびれ」はあまり好きじゃない(^^;
この店もそうですが、辛さは選べます。
ご飯が無料でついてきて、残ったタレに入れて食べるシステムになっていますが、タレがほとんど残らなかった(^^;
好み度:B+
⑧蘭坦麺(蘭坦麺500円)


ゴマダレを使った汁なし坦々麺だそうです。
あまり辛くなく、しびれはなし。むしろ甘い感じも。
マヨネーズ入ってないか??
好み度:B+
⑨きさく(汁なし坦々麺480円)


広島に汁なし坦々麺を根付かせた店。
ほかに店は大体この店を参考にして発展してるはずなので
基本的な味かな~と思ってましたが、そうでもなかった(^^;
唐辛子の辛さはほとんどなく(そもそも入ってない?)、山椒の辛さが全面に出てます。
なのに、しびれはほとんどない。旨いじゃないか。
こんな美味しい汁なし坦々麺があったとは・・・。
いわゆる坦々麺の味ではないですね~。これは流行するわけだ。
好み度:A
▲ by u-nya-ri | 2011-12-31 21:24 | 四国以外 | Trackback | Comments(2)